きものエピソード

いちるのやま
2026/06/10 10:00

きものエピソード68

着付けを始めたきっかけ

私は京都出身ではありません。
祖母や母が着物を着ているところを見ることはなく育ち、
成人式のときに振袖を着た自分の着姿も、
今より太っていたからか好きでなく、
せっかく撮った記念写真も見ることはほとんどないくらい、
着物とは縁遠く過ごしてきました。

12年ほど前から職場の異動で京都に住むようになり、
頻繁に和服姿の方を見かけるようになり、
また私自身、海外と関わる仕事をしている中で、
自分の国である日本の文化に何も精通していないことを気にしていたため、その頃からいつか習おうと考え始めていました。

京都に12年前から住んでいるといっても、
その間に仕事の都合で2度、計6年海外に赴任しました。
2度目の海外赴任はドイツで、
毎年9月に首都ベルリンで開催される
国際的な大きな展示会に出展していました。
私は調理関係商品担当として、
調理実演のエリアを担当していましたが、
当時の出展責任者から
「日本ブランドとして差別化するために、
当社調理商品の実演には、日本から和食の料理人を招き、和食を実演。
日本語とドイツ語をできる人が通訳、司会をすること。
その人には着物を着せること」との指示がありました。
ドイツ国内で着付けができる方を探し、
司会の女性に着付けしていただきました。

その着付けの先生とは住んでいるエリアが同じで、
その後、仲良くなりました。
その方は着付けのお免状を持ち、日本舞踊も相当の腕前。
ドイツで主に日本からの出向者の奥さまを集めて
着付け教室を開かれていて、生徒さん方と着物でレストランに行ったり、
美術館や観劇に行ったりする写真を見せていただき、
うらやましく思いました。
私自身は平日は仕事があるため習うことができませんでした。

2年前に2度目の出向から帰り、
生活が落ち着いた1年前からとうとういち瑠で着付けを習い始め、
今日に至ります。

機会を見つけてドイツに遊びに行き、
そのお友だちとドイツで着物を着て食事をすることを楽しみに、
どんどん着物に親しみ、着付けも上達したいと思います。


※ここでは生徒さんから寄せられた過去の素敵なきものエピソードを順次紹介しております。
(リアルタイムのお話ではございません)

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